こんにちは、漫画を読み続け早30年の漫画妻です。
今回は、コミック王国アプリで読める「光の箱」をご紹介します。
あらすじ
先の見えない世界で、光を照らす場所がある 。
Twitterで話題を読んだ「制服ぬすまれた」の作者・衿沢世衣子が贈るミステリック・オムニバス。
生と死の狭間に立つコンビニエンスストア。
その明かりに引き寄せられる人々が最後に買い求めるものは何なのか。
そして、そこで働く青年二人の秘密とは――
以前、読んでみて、おもしろかったので記事にしてみました!
作品情報
作者:衿沢 世衣子(えりさわ せいこ)
出版社:小学館
ジャンル:女性コミック
話数:2巻(最新刊)
主な登場人物
コクラ
コンビニでバイトをする大学生。
人間。
タヒニ
人間を研究するためコンビニで働く。
魔の存在。
店長(てんちょう)
死に瀕したコクラの命を救い、店員にした。
ヤミネコ
“闇”をタヒニが猫として飼っている。
「光の箱」の見どころは…?(ネタバレあり)
コクラは生と死のはざに立つコンビニでアルバイトをしています。
外は常に真っ暗。
人ではない店長と新人のタヒニ君。
客はこれまた人でない常連と、生と死の間をさまよってる人々。
それぞれ思い思いの品を買い、三途の川を渡りあの世へ旅立つか、現世に戻ったりしてるらしいのですが、それ以外は普通のコンビニと変わりません。
コクラがここに来ることになったきっかけは自転車ごと崖から落ちた瞬間、時が止まった様になり、浮遊した「店長」を名乗る人ではない少女が提示した「死か労働か」の二択で、働くことを選んだからでした。
店長に手のひらに魔の刻印を押されたことで、半分人間、半分魔のような状態になり、昼間は大学で研究をして、夜ははざまのコンビニでアルバイトに向かう生活をはじめます。
生と死のはざまのコンビニに、27連勤中で疲れ果てているOLや研究室の先輩や、教授など様々な事情をかかえたお客さんが来るオムニバスストーリーです。
コンビニに何できたんだっけ?!と現世との区別がついてない人もいたり、このコンビニに来たことで大事なことを思い出したりするお客さんもいたり、それぞれのお話で明確なこうなったよ!という描写が少ない気がするので、読み手がこうだったのかな?と想像できるところもいいかなと私は思いました。
光の箱は内容も雰囲気も不思議な感じで、読んでいる自分もぼやぁ〜とこの世界観に入って読んでいる感覚になります。
これがこうなってこう!!という明確な描写のある漫画ではないのですが、なんとなく引き込まれるなぁ、他の話はどんなかな?と気になる漫画でした!
こんな人におすすめ
👉不思議な感覚になれる漫画が好きな方
👉SFやファンタジーが好きな方
評価
4.0