こんにちは、漫画を読み続けて早30年の漫画妻です。
今回は、コミック王国アプリで読める【満洲アヘンスクワッド】をご紹介します。
あらすじ
クラスの隅っこにいるおとなしい女子、今井椿。
スクールカースト上の賑やかな男子や派手な女子はちょっと苦手。
それなのに新学期のクラス替えで隣の席になった五十嵐君は、大柄で不愛想でちょっと怖い感じの学校の有名人でした。
だけど一緒に委員をやることになって、ちょっとずつ言葉を交わすうちに…。
これは普通の女の子がゆっくりとちょっとずつ恋をする、そんなおはなし―。
気になって読んでみたので、記事にしました!
作品情報
作者:原案…ひなた
絵…瞳ちご(ひとみちご)
出版社:Bコミ
ジャンル:少女コミック
話数:37巻(最新配信)
主な登場人物
今井 椿(いまい つばき)
主人公の女の子。
控えめで思ったことを中々口に出して言えない性格。
客観的に自分の立ち位置を見ていて、目立つ事が苦手。
優しい性格なので、嫌なことを言われても笑って流してしまうことがあるが、五十嵐くんと関わる中で自分に自信を持てるようになっていく。
五十嵐 衛(いがらし まもる)
隣の席になった男の子。
水泳部のエースで全校朝礼でよく表彰されている。
イケメンで体もガッシリしているので女子にモテるが、本人はクールでハッキリと自分の意見をいう性格。
無愛想に見えるが、思いやりのある一面もある。
『隣の席の、五十嵐くん。』の見どころは…?(ネタバレあり)
お話の冒頭にも書いてあるとおり、俺様男子や犬耳男子、実は神様系男子など少女漫画に出てくるような派手なキャラクターは出てきません!
普通の女の子がちょっとずつ恋していく物語です。
その普通の感じがまた、学生生活ってこんな感じだったけなっていうリアルを感じて良かったです。
主人公の椿ちゃんは、クラスの隅っこにいるおとなしい女の子で、いわゆるクラスでは目立たない子です。
なので、賑やかな男子や派手な女子はちょっと苦手…
それなのに新学期のクラス替えで隣の席になった五十嵐君は、大柄で不愛想でちょっと怖い感じ。
水泳部のエースで女子からモテる目立つ男の子で、しかも一緒に委員会をやる事になってしまった!というところからお話は動き出します。
お話の中で椿ちゃんの言いたいことが言えなくて、周りの反応が気になる性格がネックになってしまうシーンで出てくるのですが、私もこんな感じの経験あったなぁと椿ちゃんの心情が学生時代の自分と重なりました…!
その中でもよくあるのが椿ちゃんの控えめな性格と五十嵐くんの芯のあるハッキリとした性格の対比のシーンです。
道を塞いでいる賑やかな男子達にどいてほしいと言えずに椿ちゃんが困っていると、五十嵐くんが気づいてよけるようにバシッと言ってくれたのですが、他の男子からは「邪魔ならどいてって言えばいいじゃん」とチクリと言われてしまいます。
他にも、美術の課題で自分の名前にちなんで椿を描くシーンでは友達の圭織ちゃんになんとなーく嫌なニュアンスの事を言われてしまいます。
自分の名前をモチーフにするなんてナルシストっぽくない?って…
友達付き合いの中で一度は経験したことのあるであろう、一種のマウントとって来てるのかな?それ言う?みたいな嫌ないじり。
こんな子いるなというリアル感満載で、あるある!!と私は感情移入して頷きまくりました。
その時は椿ちゃんは笑って流すのですが、やっぱり心の中はモヤモヤです。
でも五十嵐くんとたまたま話す機会があって、椿を描くことをやめようと思っている話します。
すると、「誰か何か言うの?今井さんの好きにしたらいいじゃん」と五十嵐くんは言ってくれるのです。
五十嵐くんは表裏のない人なので、思ったことをハッキリ伝えてくれているだけなのですが、
その言葉を得て、椿ちゃんは自分がやってる事は別に恥ずかしい事じゃないんだと、自分の作品なんだから描きたいものを描いていいんだ!と自分に自信が持てるんですよね。
五十嵐くん、ありがたい。
こういうピュアで真っ直ぐな2人のやりとりに読みながら一喜一憂し、応援している私がいました。
だんだんお話が進んでいくと、友達関係のイヤ〜なシーンも多く出てきて、悲しくなってしまうこともありますが、その中でもこれから椿ちゃんと五十嵐くんがどんな風に2人の関係を築いていくのかが楽しみです!
もちろん恋の行方も気になるのですが、2人のほのぼのとした関わりの過程も大切に見ていきたいポイントだと思います。
恋愛漫画なのですが、それだけじゃなくて学生生活ってこんなんだったという良いことも悪いことも多くある学校特有の人間関係模様も楽しめる作品だと思います!
こんな人におすすめ
👉正反対な2人がする恋のお話が好きな方
👉恋愛だけじゃないリアルな学校生活のお話が好きな方
評価
4.2